キッチンリフォームといっても、間取りを変えたり性能の高いものに取り換えたりと人によってさまざま。
カタログやショールームでは見た目やデザインの良さが目に行きやすいですが、毎日使う生活の場としては使いやすく調理が楽になるのが一番ですよね。
とくに現在は共働きで忙しい方が多く、調理・食器洗いは疲れて帰ってきた人達にとって非常に気の重い作業になりやすいです。
もしかすると、リフォームすることで使い勝手が劇的に変わるかもしれません。
この記事では、より使いやすいキッチンにするためのリフォームポイントについてご紹介したいと思います。
■理想的なキッチンの条件とは?
ここでは使い勝手の良さが理想的なキッチンの条件についてあげます。
・ちょうど良い作業動線
キッチンに限らず、作業をする際により効率性を上げるためには、動線の長さがカギになります。
キッチンは基本的に冷蔵庫・シンク・コンロを行き来しますが、この3辺の合計が510cmだとちょうど良い距離に。作業するにはある程度余裕のある空間が必要なことから、単に短ければよいというわけではなく、反面広すぎても移動距離が長いために効率が悪くなります。
また、2人で調理をすることが多いなら、すれ違うのに支障のないスペースを確保しましょう。
・掃除と手入れがしやすい
キッチンは汚れが発生しやすい場所のため、清潔さを保つために毎日掃除をするのが大変です。
リフォームをお考えでしたら、汚れにくく掃除の手間の少ない材質や設備を選ぶといいかもしれません。
たとえば現在のレンジフードは自動洗浄機能がついているタイプもあり、年末の大掃除の煩わしさから少しだけ解放してくれます。整流板レンジフードとよばれるものも手入れが簡単なので、こちらもオススメです。
シンクは排水溝に向かって傾斜がついていてゴミが集まりやすくなっていたり、汚れや傷に強いコーティングがされていたりと昔より充実しています。
費用はたしかにかさむかもしれませんが、快適さを重視するなら非常にオススメです。
・調理スペースが広い
1人暮らし用の賃貸住宅などではミニキッチンとよばれる設備が見られますが、コンロとシンクのみで調理スペースがなく、自炊には不向きという意見が度々見られます。
調理スペースの横幅は60~90cmがちょうど良いとされており、それ以上の狭さ・広さになると使い勝手が悪くなることに。
とはいえ、キッチンの設置スペース自体が限られているときは、確保そのものが難しいですよね。レシピ本を拡げたり、複数の料理を同時進行で作ったりする際などは、いつもより調理スペースが必要になることから、できれば狭さからは解放されたいもの。
そのようなときは、コンロをガスコンロからIHクッキングヒーターに替えるのも一つの手でしょう。
IHは点火しなければそのまま調理スペースとして使えるので、スペースの確保が課題になっている方は導入を検討してみてください。
・高さがちょうど良い
キッチンの高さを使用する人の身長に合わせると、多くのメリットを得られます。
たとえば、腰をかがめずに済むことから腰痛といった悩みがなくなりますし、カボチャなどの硬いものを切るのにしっかり体重をかけられるでしょう。
メーカーでは「身長÷2+5」が推奨されていますが、なかには「肘高‐10cm」がよいとする声もありますので、実際に計ったりショールームで確認したりなどで決めてみるといいかもしれません。
■失敗しないためのチェックポイント
キッチンリフォームを計画の際、意外と見落としがちなポイントについてまとめました。
そのキッチン、本当にそれで大丈夫ですか?
理想としていたキッチンのイメージと現実は必ずしも一致しませんので、ご家族と慎重に見直してみましょう。
・家電・ゴミ箱を置けるスペースはあるか
アイランド型やⅡ型などのレイアウトでは冷蔵庫の設置時に通路が狭くて通れず、調理台の上から通して設置したという声が見られます。冷蔵庫に関連する話では、排熱のために壁からやや離しての設置が必要なことから、冷蔵庫のためのスペースから前に飛び出した形で設置することになった、ということも。
キッチンは想定しているよりも広さが必要な場面が多く出てきます。
また、キッチンはゴミの発生が多いためゴミ箱の設置が必須ですが、そのためのスペースを確保していないと、作業スペースが圧迫されることにもなります。
これらのスペースについても、あらかじめ計画にいれるようにしてみましょう。
・収納スペースはあるか
キッチンのタイプによっては収納の容量が大きく変わります。
人気のアイランド型などは上部分に収納棚を設置できないため、収納スペースが限られてしまいます。現在は調理家電などを利用する方も多いのでこれらを所有していたり、食器や調理器具などが多い方などは、とくにこだわったほうがいいでしょう。
また、子どもが成長すれば食べる量も増加するので、食料品をストックする場所についても今一度検討してみましょう。
・グレードが前より落ちないか
予算にこだわってしまうと、以前のキッチンよりもグレードが落ちてしまう可能性があります。
マンションなどのキッチンは、建築時に大量に仕入れられることから単価が安く、平均よりも価格やグレードが高い場合も。最近ではデベロッパー側も力を入れており、分譲でも各戸ごとにデザインや機能性の異なるキッチンを設置し、セールスポイントとして打ち出していることもあります。
導入するキッチンがどれくらいのグレードなのか、一度チェックしておきましょう。
・ビルトイン機器は普段使いするか
キッチンには食洗器やオーブン、浄水器などが埋め込まれたビルトイン機器があります。
今のキッチンにはないから家事もきっと楽しくなるはず、と思っていたのにいざ使ってみると、音がうるさくて使えなかったり、機能が不十分だったりするデメリットが。
食洗器に関して言及すると、食器には食洗器に対応していないものもあるため、使いたくても使えない場合があります。
必要を感じないなら、その場所を収納へと変えてしまうのもいいでしょう。
■まとめ
キッチンはリフォーム前のチェックを入念に行いましょう。
きらびやかでおしゃれなキッチンを前に目移りするのは仕方のないことですが、自身が本当に求めているのはどのようなキッチンなのか、はっきりとした目的を持つのが重要です。
株式会社MENJYUは豊田市を中心に愛知県にてリフォームを行っている会社です。
キッチンは長い耐用年数を誇りますが、10年をすぎるとあちこちで不備が出てきます。修理費がかさんでいるならリフォームをしたほうがお得かもしれません。
ご相談・お見積りはいつでも受け付けておりますので、ご検討の方はぜひ一度お問い合わせください。
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