古いお風呂をリフォームしたいと思い立ったとき、ついつい「きれいでおしゃれなお風呂がいい!」と思ってしまうものですが、理想に踊らされて結果的に使いづらくなってしまった、ということがよくあります。
リフォームは概して高い買い物なので、失敗は避けたいところ。
この記事ではお風呂リフォームの際に考慮したいポイントについて、5点ほどお伝えいたします。
もし計画を立てている途中でしたら、ぜひ参考にしてほしいと思います。
■お風呂リフォームのポイント
お風呂リフォームでは、どのような点に気を付けて計画するといいのでしょうか。
・掃除のしやすさ
在来工法とよばれるモルタルにタイルを貼った浴室は、デザイン性の高さなどの良さもありますが、掃除が大変です。お風呂は湿気のある場所なのでカビが発生しやすく、石鹸カスやカルキなどの汚れがあちこちについてしまうので、掃除をする身にとっては負担がかかりやすいといえるでしょう。タイルの目地は定期的に掃除しないとすぐにカビで真っ黒になるので、割かれる労力以外に汚れの不潔感にも頭を抱えたくなります。
現在のユニットバスは壁や床が汚れにくい素材でできているほか、掃除のしやすい構造になっていることがほとんどです。
シャワーで流せばこと足りたり、浴槽に掃除機能がついていたりすることもあります。排水口の髪の毛拾いは、心理的にもややきつい部分がある掃除ですが、ユニットバスの種類によっては髪の毛を受けたボウルを持って手を触れずに捨てられるので、掃除のハードルがぐっと下がります。
掃除のしやすさにこだわれば、将来の自分が助かるでしょう。
・家族みんなが使いやすく安全
自分がよくても家族の誰かにとっては使いにくい、ということがあります。
高齢者によっては浴槽をまたぐときの段差が高いと、入るときはよくても出るときに大変な思いをするかもしれません。また、浴槽の底がフラットなタイプは小さな子どもにとってリスクが高く、水かさが高いと目を離したすきに溺れていたというケースも見られます。
これらを考慮して誰もが安心して使えるお風呂場にすれば、家族に対して心配することも少なくなるため、心理的にも負担がなくなるでしょう。
・将来的な使いやすさ
年を取ると身体的に階段をのぼるのがつらくなるなど、昔はできていたことが徐々に負担になっていきます。
お風呂は立つ・座るの動作が多いため、とくに転倒リスクが高くなるでしょう。
ついつい若い気分でいて無茶に身体を動かした翌日、筋肉痛で動けなくなってしまった、ということは30~40代の方だと覚えがあるのではないでしょうか。肉体と精神の老いは必ずしもイコールではないので「まだ大丈夫」と思っていても、急に手摺りが要る状態になることがあります。
自身が年を取ったときに備えて、手摺りを付ける・滑りにくい床にするなどの工事も考えておくといいでしょう。
・断熱性
ユニットバスのタイプによっては、断熱材の追加がオプションの場合があります。
断熱材のあるなしでどう変わるのかというと、保温効果に差ができるので、長い間お湯に使っていても温度が下がりにくく、ヒートショックなどを防げます。
追い焚き・浴室暖房の回数も少なくなるので光熱費の節約も見込めますし、将来の健康リスクにも備えられるので、検討しても損はないといえるでしょう。
また、お風呂リフォームでは窓に手を付けずそのままにしているケースがあります。
古い窓だと密閉性が無くて隙間風が入ってくることもあり、せっかく断熱性の高いユニットバスにしても台無しになってしまうことが。その場合は、窓ガラスを二重のものに交換する・新しいものを取付けるなどの方法があります。
・防犯
空き巣などの犯人の侵入口として、最も多いのが窓です。
お風呂やトイレは通気用の小さな窓だから大丈夫、と思われがちですが、たいてい他人の目には触れにくい場所にあることから侵入されやすい窓でもあります。
お風呂のリフォームとあわせて、窓の防犯に関しても見直してみてはいかがでしょうか。
■お風呂リフォームの小ネタ
ここではお風呂リフォームに関するちょっとした小ネタについてご紹介します。
・ユニットバスの壁は磁石がくっつく
現在展開されているユニットバスの大半は壁に鋼板が入っているため、磁石がくっつきます。
在来工法からユニットバスにリフォームすれば、磁石を使った収納ができるため、狭くても収納問題が解消する可能性が高いです。
とくに小さなお子さまがいると、お風呂におもちゃを置いておくことが多く、カビや水切りに困ることが多いです。かご状の入れ物を壁に取付けておけば、解決するかもしれません。
山﨑実業さんでは、このようなマグネットでくっつく収納アイテムを多く取り揃えているので、家族が多くて収納場所に困っている方も参考になるでしょう。
・猫足バスタブへのリフォームは難しいかも?
外国のバスルームで見られる猫足バスタブは、デザイン性の高さから憧れる方も多いと思います。
この猫足バスタブにリフォームすることは可能なのでしょうか。
結論から申し上げると、難しいといわざるを得ません。
まず、猫足バスタブは外から完成品を運び込む必要があるので、ドアや窓が大きくないとダメです。重量もあるので、在来工法のお風呂場でないと床が耐えられず、リフォームするとなると普通よりも高額な費用がかかるでしょう。
また、実用性に関しても難があり、断熱性がないためお湯が冷めやすいなどのデメリットがあげられます。
それでもあきらめきれないということでしたら、国内にある猫足バスタブつきのホテルに宿泊してみれば、使い勝手が分かっていいかもしれません。
■まとめ
お風呂リフォームをする際は、さまざまな観点から「使いやすさ・安全さ」を重視するといいでしょう。
株式会社MENJYUは豊田市を中心に愛知県にてリフォームを行っている会社です。
お風呂を始めとした水回りから内装・外装など、ライフスタイルの変更に伴うものから設備のグレードアップまで幅広い内容に対応しております。
各種メーカー取り扱い可能ですので、ご指定の製品がございましたらお申し付けください。
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